《 アート情報 》

天井から柔らかな光が注ぐアート空間

由布院駅アートホール


由布院駅の待合室に併設されたアート空間です。
毎年、全国から応募のあった展示企画の中から選考により、年間を通して展覧会を開催しています。
心を癒やし、感動や生きる力を感じてみてください。
※アートホールのカウンターにて『ゆふいんアート情報 森の散歩道』を配布しております。
由布院の美術館・ギャラリーなどの情報も掲載しております。
どうぞ、お気軽にお立ち寄りくださいませ。


▶令和6年度由布院アートホール展覧会スケジュール

▶令和7年度由布院アートホール展覧会企画公募

▶令和7年度由布院アートホール展覧会申込用紙

特別養護老人ホーム温水園(ぬくみえん)内

東勝吉ギャラリー


東 勝吉という、ふしぎな老人が、由布院の『温水園(ぬくみえん)』に住んで『水彩画』を描き始めたのは、八十三歳の夏のことです。
それから十六年、『特別養護老人ホーム』の一室で独り描き続け、百枚を超える大小の作品を完成させて九十九歳で亡くなられました。
いまでも多くの方々が木陰を求めて、東さんの絵の下を訪れます。東さんが亡くなられた「温水園」の一隅を、『常設館』として開放して頂きました。
由布院盆地の「花」と「水」と「樹」と「人」を、静かに描き続けた東 勝吉翁の画業をどうぞご覧ください。


由布院 東勝吉常設館
特別養護老人ホーム温水園内
〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北1964番地
時間/午前10:00〜午後5:00
温水園事務室にて受付後、入館(入館無料)

《 展覧会新着情報 》

由布院駅アートホール11月展

新庄良博 彫刻展
Shinjo Yoshihiro Exhibition

会 期|2024年11月1日(金) – 29日(金)
時 間|9:00 - 18:00 *最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
    〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料 金|無料

《 アートフォーラム 》
どなたでもご参加いただける交流パーティーです。
日 時|11月2日(土) 19:00から
会 場|由布院駅アートホール
私は生活をアートに楽しみながら日々生きております。それは地域の木々の面倒から趣味の建築と自活のため、又、人に喜んでいただくための野菜つくりから果樹に至るまでの農作業、その工具も手づくりアート、彫刻以外もおもしろ生活をしています。その中でいつも接している粒子一粒に秘めたエネルギー、これに触発され造形の元となります。
無意識の精神世界と自然の神秘性から、創造の形をつくる。その木彫は巨大なものが多い。それは、ひと目で裏側まで把握できないスケールにあこがれるからです。
素材の木は自分と同時代を生きて再生可能というのも魅力のひとつです。その大きさには限りがありますが、望む寸法には継ぎ足してでも、実現させます。そして、その表現は自分自身が風になり、水になり、又砂になって形づくりするのです。
この自然豊かな由布院に温泉と共に心身を包まれたいと訪れる人々の玄関口、ステーションギャラリー。そして明日からの生活への入口となる場、そこの空気を変える、作品が結界となるのです。
新庄良博
新庄良博 Shinjo Yoshihiro
1995 アジア現代彫刻会 台湾展(台北市立美術館) 台湾
2002 阿弥陀杉モニュメント豊福智徳氏の助手を務める 熊本
2003 アートスペース千代福(旧酒屋を改造しギャラリーオープン) 福岡
2007 新庄良博 彫刻展(福岡市美術館 特B) 福岡
2008 新庄良博 彫刻展(ギャラリーCraft Story) 釜山
2009 Local to local, a suivre(A Suivre Lier d'art) フランス
2010 日米作家交流展(BREWERY ANNEX) ロサンゼルス
2010 コスタリカ日本週間展示(ZENTICA) コスタリカ
2013 福岡現代美術クロニクル(福岡県立美術館) 福岡
2016 日米作家交流展(LAアートコアセンター) ロサンゼルス
2022 新庄良博 佐藤俊造 二人展 - 花の木美術館10周年 -(花の木美術館) 大分
2023 新庄良博(ギャラリー58) 東京
7

由布院駅アートホール10月展(2)

第1回由布院駅アートホールフォトコンテスト
展示「由布を撮る」

会 期|2024年10月10日(木) – 31日(木)
時 間|9:00 - 18:00 *最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
    〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料 金|無料

この度、由布院駅アートホールでは、<「由布」を撮る>をテーマに由布市内(庄内町、挾間町、湯布院)を撮影した自然や行事、生活など由布市の魅力を探す写真を募集しました。【カメラ部門】【スマホ部門】どちらも多くのご応募をいただき、ありがとうございました。ご応募いただいた作品を展示し、写真展<「由布」を撮る>を開催します。「こんなに素敵な場所があったのか」「私たちはこんな美しいところに暮らしていたのか」と審査に関わったメンバー一同、新鮮な感動と驚きの連続で、「今後もずっと続けていこう、由布市の更なる魅力をみんなで見つけよう!」との決意を新たにしております。今回応募できなかった方、次回はぜひご応募ください。またご応募くださった皆さんは、どうぞ次回もご応募ください。私たちと一緒にまだ見ぬ由布を探しに行きましょう。
*写真は、第1回 由布院駅アートホールフォトコンテスト「《由布》を撮る」で、Écaille d’or (金の鱗賞) を獲得した安部博さんの「金鱗湖の秋」です。
《アートフォーラム / 表彰式》
どなたでもご参加いただける交流パーティーです。
参加無料・お気軽にご参加ください。
今回のフォーラムでは入選・入賞者への表彰式を行います。

日 時|10月11日(金) 18:30から
会 場|由布院駅アートホール

由布院駅アートホール10月展(1)

YUNOHIRA ART SIGHT Joint Project

会 期|2024年9月28日(土) – 10月9日(水)
時 間|9:00 - 18:00 *最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
    〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料 金|無料

《関連イベント》
10月5日(土)、由布院駅アートホールでもパフォーマンスが行われます!
(午前予定・詳細が決まり次第、SNSでお知らせします)
YUNOHIRA ART SIGHT Joint Project
湯平温泉を舞台に2023-25年中に実施されているアートプロジェクトの連携企画展を由布院駅アートホールで開催します。

『重なってく  積み上がってく
まちも時も思いも記憶も
そうしていつしかまるで一つになる』

このプロジェクトの親密なパートナーであるTakao Suzuki作品や金子善明作品とも通じるそんなゆのひらの一面を見つめて、今回は由布院駅アートホールに空間を作っていきます。これまでの記録で在り起動し再生するための装置。
ゆのひらアートサイト YUNOHIRA ART SIGHT
Prologue
湯治場の面影を残す石畳の迷宮。小さな谷に響く川の音。ひしめく建物達。どこへ行くにも秘密基地のように張り巡らされた細道が旅人を誘惑する。物書きに物語を与える。そして、画家には時の面影を追わせたのか。遠く800年を越える年月と共に、どこにもない景色がここに在り続け、今日も不意に誰かを魅了している。
これはこの地のそんな特異な魅力や引力を、多様な表現者達の視点と来訪者達の視点で紐解いたり、結んだりしながら、復興と共に新しい物語を綴っていくプロジェクト。

由布院駅アートホール9月展

東 智恵 個展「雲煙模糊 UNEN MOKO MOKO」
HIGASHI TOMOE : UNEN MOKO MOKO

会 期|2024年8月29日(木) – 9月27日(金)
時 間|9:00 - 18:00 *最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
    〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料 金|無料

《 アートフォーラム 》

どなたでもご参加いただける交流パーティーです。
日 時|9月26日(木) 16:00から
会 場|由布院駅アートホール
明確に言語化することを避けてきた。少しずつ溜まってゆく作品たちが3つのシリーズになっていることに気がついた。
女の子シリーズは一人の女性をモデルに描いた一連の作品である。アナログとデジタルの双方の制作プロセスを経て生み出されたこれらの作品は、デジタルな手法で描いた元のイメージを、アナログな手法により複製し続け、増殖するイメージで作られる。物質化以前の電脳空間の中にのみ存在するイメージを受肉させ現成化し、増殖し続ける作品。
反転するという単純な行為が、果てしない解釈の可能性を広げること。その気づきから反転シリーズは始まった。本来身にまとうはずの着物の柄と背景の花とが反対に描かれているのを特徴とする。女性に纏わりつく柄が束縛するものなのか、隠すものなのか。
物語シリーズの始まりは夏目漱石の『夢十夜』の第一夜。
輪廻転生の思想への憧れ、しかしそれよりも死をも凌駕する人間の情念への深い興味から生まれた。このシリーズは、難解な問いを前にした逡巡の軌跡であり、観る者に思索と夢幻の旅に誘う。

東 智恵  HIGASHI TOMOE
大分を拠点に活動する画家。2019年Bath Spa Universityでファインアート修士課程卒業。植物や女性像、 自分自身に焦点を当て、その美化や理想化に対する独自の視点を探求。油やアクリル絵の具を使用し絵画が持つ独自のメディアやテクスチャーでの表現と同時に、デジタルのもつ効率性や視覚表現、レイヤー構 造などのデジタル技術を活用する。2024年に個展「東智恵展」福岡女子美術館、2023年に「INVERSE」(べっぷ駅市場) 2022年に「永遠と刹那と沈黙の蝶」(トキハGallery)「楽園の日々」(冨士屋Gallery)開催。グループ展では、2023年にBeppu Art Fair(大分)、アトリエひこ(大阪)などで作品を披露。2022年OPAMでの「現実47」展や東京の3331 ART FAIRに出展。過去にはイギリスのLocksbrookや44ADで展示。

由布院駅アートホール8月展

大分高等学校書道コース「墨春展―ボクシュンテン―」
Oita High School Calligraphy Course : Bokushunten

会 期|2024年7月30日(火) – 8月28日(水)
時 間|9:00 - 18:00 *最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
    〒879-5114 大分県由布市湯布院町川北8-2
料 金|無料

《 アートフォーラム 》

どなたでもご参加いただける交流パーティーです。

当日は、書道パフォーマンスも開催します!
日 時|8月22日(木) 16:00から
会 場|由布院駅アートホール
この度、大分高等学校書道コース3年生7名と教員・松下の作品展『墨春展-ボクシュンテン-』を開催します。
書道の技術や知識が学べる書道コースがある高校は全国でも珍しく、大分県内では唯一、大分高等学校のみです。ここ、湯布院は、国内外から多くの方が集う場所です。松下の故郷でもあるこの町で、生徒たちと一緒に展示をしてみたいと思ったのが今回の展示のきっかけでした。日本の伝統文化である書道をエネルギッシュな高校生と共に世界に発信出来たら、と思います。
墨まみれの青春を送る生徒と教員の作品をどうぞご覧ください。

[ 大分高等学校書道コース(3年生)]
阿座上 凛 AZAKAMI RIN
安達 結愛 ADACHI YUME
河野 朱里 KAWANO AKARI
櫻井 美姫 SAKURAI MIKI
佐藤 野笑 SATO NOWA
佐藤 みのり SATO MINORI
藤田 友菜 FUJITA YUNA

[ 教 員 ]
松下 航 MATSUSHITA WATARU
大分高等学校 教諭 / 篆刻・書・刻字の作品制作
1992年 大分県湯布院町 生まれ
2011年 大分高等学校 卒業
2015年 大東文化大学文学部書道学科 卒業
2017年 「川合風望 松下航 作品展 -2017-」(由布院駅アートホール)
2023年 アートプラザ開館25周年記念 ピックアップアーティスト展 Vol.12「文中天地」(アートプラザ)

由布院駅アートホール7月展

ホーノキアトリエ 「猫遊湯 ねこゆうゆ」
Honoki Atelier – NEKO YUU YU

会 期|2024年6月29日(土) – 7月29日(月)
時 間|9:00 - 18:00 *最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
料 金|無料

《 アートフォーラム 》

どなたでもご参加いただける交流パーティーです。
日 時|7月6日(土) 16:00から
会 場|由布院駅アートホール
由布院は言わずもがな温泉地であり、数多の人が集まる場所。お湯が多くの人を呼び集め、由布岳がそこにある日常を見守り、湯布院に暮らす人々と外の人が混ぜ合わされて、暮らしが作られていく。そういった主旨を子供らに説明してインスタレーションを提案すると、普段は殆ど共作することがない彼らが、自ずとグループや相方を作って大きな立体を制作し始めました。その子供らの有様を見て、きっと原初から人はこんな風に集まって、場を作ってきたのだろうと感じます。彼らは協力し合うことの困難さと発展性と喜びを、体験として得たようです。展示を見てくれた方が、お湯が湧き上がるような子供らのワクワクしたエネルギーを感じてくれると幸いです。

参加作家
池見樹、榎園歩希、大戸麻尚登、KAIMON、佐藤れんげ、→アチャ←コ、谷山仁虹、利光彩花、TENNEKO(藤井天真)、永井理彩、橋山爽代、濱崎心陽、原剣之介、堀なつめ、水樹香恵、三浦創一朗、三浦陽南子、三原環、村上詩(五十音順)

ホーノキアトリエ Honoki Atelier
由布市挾間の旧朴木小学校で2021 年から榎園歩希と小学生~20代の約20 名が協働で場を共有して制作しています。毎年朴木小学校校舎内にて美術展を開催。2021 年「朴木吉日」2022 年「俗族zoku zoku 展」2023 年「点転天ten ten ten」展開催。 2024 年4 月に8gallery にて物々交換の展示販売「猫万卍」展開催。

由布院駅アートホール6月展

河野育代 個展「蹄鉄」 - Ikuyo Kono:Horseshoes

会 期|2024年6月1日(土) - 28日(金)
時 間|9:00 - 18:00 *最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
料 金|無料

《 アートフォーラム 》

どなたでもご参加いただける交流パーティーです。
日 時|6月12日(水) 19:00から
会 場|由布院駅アートホール
数年前、大きな蹄鉄台に偶然に出会う。その昔湯布院の辻馬車の蹄鉄を作った台と聞いた。この空間には生み出す力が満ち溢れていて、こんな道具があれば、何でもできるのではないかと思える程の存在だった。

「蹄鉄」とは、馬のひづめのカバーで、このU字型は、「幸せを受け止める」・「運をため込む」、逆さの形は「幸せが降り注ぐ」・「邪悪なものを振り払う」という。

工房には様々な道具があり、何度も1本の棒や板を叩きながら成形し、形を整えるだけでなく、中の不純物も取り除いていく。現在、世界各地で起きている紛争などで多くの無この民が犠牲になっており、何とも言えない不安な気持ちがある。蹄鉄が持つ幸せを呼び込むメッセージの裏で、現状打破の魔除けになるとよいと思う。今、忘れ去られようとする手作業の応援歌として制作した。

由布院駅アートホール5月展

由布院駅アートホール2024企画展
vol.1「 1000人の絵画展 - 1000 Painting Exhibition 」

会 期|2024年5月8日(水) - 5月31日(金)
時 間|9:00 - 18:00 *最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
料 金|無料

《アートフォーラム》

どなたでもご参加いただける交流パーティーです。◯
日 時|5月17日(金)19:00から
会 場|由布院駅アートホール
今月の展示は、ゆふいんアート委員による企画展「 1000人の絵画展 」です。「わたしの好きな生きもの」「わたしの好きな食べもの」「わたしの好きな乗り物」をテーマに国内外に呼びかけをして、なんと、1700を超える色鮮やかでのびのびとした作品の数々が集まりました。1000人の《好き》でアートホールを埋め尽くして、愛すべき空間になることを夢見た企画展。みんなの《好き》を見つけに、是非みなさま会場へお越しください。

由布院駅アートホール4月展

小嶋勇「EARTH-大地の詩(うた)」

会 期|2024年4月8日(月) - 5月7日(火)
時 間|9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
料 金|無料

■展覧会にあたって

鳥の眼視線でとらえた地上の風景の一部を切り取り抽象的に表現した作品の展覧会です。
画面の構成では、「間」の表現に重点を置き、極度に単純化した構図と色彩で空気感を表しています。
ご来場をおまちしております。

由布院駅アートホール3月展

磯崎豊「写真と絵画 70年の軌跡」

会 期|2024年3月8日(金) - 4月7 日(日)
時 間|9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
料 金|無料

【展覧会にあたって】

生まれ故郷の山口から就職のため大分県別府に来てから70年になりました。
別府を拠点として、幾多の写真を撮ってきました。
日々のさりげないシーンや祭りの子供たち、動物の可愛らしい表情等々を自由に、あるがままにきりとって撮影してきました。

特に、東京二科会の会員になってからは東京にも活動を拡げて行くと共に平成6年には、湯布院・鳥越に<元気の出る美術館ー由多加磯﨑ギャラリー>を開設し、活動してきました。
このギャラリーでは、自らの写真の展示と共に<絵と言葉>を組み合わせた作品をてがけ販売もしてきました。そうした活動の中から、昔から描いてはいましたが、本格的に絵を描くことを再開しました。

今回の個展は、<写真と絵画>と銘打って、私のアート活動の集大成と思っています。皆さまのご来場をお待ちしております。

由布院駅アートホール2月展

沖美紀「泡沫の舞 ―ワイヤーアートの生きものたちー」

会 期|2024年2月6日(土) - 3月7 日(木)
時 間|9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
料 金|無料

■展覧会にあたってのコメント

無常に過ぎていく時のなかで、一瞬の輝きを放ちながら命を燃やし循環する生命の神秘。
引力のように出逢い共鳴し、同じときを共にしている奇跡を心から悦び感謝したい。
『儚く美しいもの』の象徴として愛すべき海月に想いを込める。
作者の頭のなかで生まれた架空の海月たち...植物や動物、そして人間の"化身"となった海月たちがみせる『命の舞』...海月のようにのびやかに漂いながら逞しく美しく生きたいと願う。

由布院駅アートホール1月展

かわさきじん陶彫展「I am」

会 期|2023年12月28日(木)- 2024年1月29 日(月)
時 間|9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで
会 場|由布院駅アートホール
料 金|無料

■展覧会にあたってのコメント
土の造形物の底は平面かつ広い方が、安定していて安心する。
なのに、 自分が造るものは不安定なものが多い。

底の狭いものや、 細い三本脚だったり、極端に高いものだったりする。

自分は何故、不安定なものに心惹かれるのか?
不安定は緊張感なのかもしれない。

今回の展示場は、駅の待合室にある「由布院駅アートホール」である。
人々がのんびり寛ぐ、公共の場所であるそこに
自分は人を不安にさせるもの、
緊張を与えるものを提示する。
怖さでもあり、 楽しみでもある。

どういう感情を抱き、どういう反応を見せてくれるのだろうか?

ご覧いただく方々に、お気を使わせてしまうことをお許しください。

由布院駅アートホール12月展

HARIKO「JUL (ユール)」
2023年11月28日(火) - 12月27 日(水)
9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで

■展覧会にあたってのコメント
糸で絵を描くが私の作品のコンセプトです。最近ではハギレや自分で染色した布、お菓子の袋など日常の様々なものが作品の材料になっています。その日その日に思い浮かんだ物を、キャンバスとな、洋服や靴、布に描いて行きます。今回の展覧会では2023年のテーマである絵本みたいなお洋服をコンセプトに小さな子供たちから大人まで楽しめるものを1年間かけて作りました。作品を見てくださった方が一瞬でも楽しい気持ちになってくれたら嬉しく思います。

由布院駅アートホール11月展

蓮尾佳由「drawing展」
2023年10月28日(土) - 2023年11月27 日(月)
9:00 ~ 18:00 ※最終日のみ16:00まで

■展覧会にあたってのコメント
言葉にすることができない感情、不確かな記憶の断片や、過ぎ行く時間の中で澱のように溜まった思いを抽象的に置き換え、色彩に織り込む表現を試みている。幼少期、フランスで暮らしたときの生活にまつわる淡い記憶、帰国後から現在に至るまでの忘れられない、風景、痛み、苦しみ、幸せを感じたときの記憶は、わたしの内で混ざり合い、混沌としたまま頭の中にあるクローゼットの中で息を潜めて生きている。
時に、誰もいない街に一人だけ取り残されているような気持ちになって憂鬱になることがある。しかし創作に向かうと、そのネガティブ な感情さえもわたしが前へと進む原動力となるのだ。
ただただ手を動かしていく中で、画面に偶然現れる線や形の痕跡か ら描きたいイメージをえ、それに導かれながらこれ以上手を加え るところまで描く、描く、描く。
誰もが抱えるそれぞれの痛みや喜びにそっと寄り添い、今、この場所、この瞬間を超え、どこかへ行ってしまえる作品を生み出したい。

由布院駅アートホール10月展

第七回 東勝吉賞水彩画公募展「陽はまた昇る」
2023年9月26日(火)~10月27日(金)
9 : 00 ~ 18 : 00 ※最終日のみ16 : 00まで

2年に一度開催(ビエンナーレ)の「東勝吉賞水彩画公募展」がいよいよ開幕です。今回で7回目となりますが、33名の出展があり、最高齢は97歳、平均年齢も87歳を越えております。83歳で始めて絵筆を執った「東勝吉翁」に続けと言わんばかりに、年齢を感じさせぬその活力と想像力が生み出す「秀作・力作」が由布院駅のアートホールに勢揃いします。
■東勝吉賞水彩画公募展「陽はまた昇る」 とは
応募資格は83歳以上の方で、83歳以上の時に制作した水彩画が対象の公募展です。この公募展は、由布院の画家・東勝吉さんの軌跡に敬意を表し、83歳で絵筆を握った彼の姿からインスパイアを受けたものです。

由布院駅アートホール9月展

高崎恵「Peninsula / 還る場」
2023年8月26日(土)~9月25日(月)
9:00 ~ 18:00 ※最終日は16:00まで

今回の展示会場はアートのためだけの空間ではなく、駅の待合室を兼ねた特殊な空間です。磯崎新氏設計のこの空間は、天窓から自然光が降り注ぎ、作品を飾る壁の間に幾つもの大きい窓が設けられています。アート作品の間に窓が並ぶ。ただ作品の鑑賞に集中するためだけの空間ならば、意識が外の世界に向いてしまうような空間作りにはならなかったと推測します。常々私も自分の写真作品が、四角いフレーム内に収まらずに外の世界に繋がること。そして展示を通して、鑑賞者の意識がそこにあったはずの世界や今ある世界に向かうことを望んでいます。ぜひこの開かれた空間で、思い思いの時を過ごしていただければと思います。

由布院駅アートホール8月展

三村亘「生命の光と陰を見つめて」
2023年7月27日(木)~8月25日(金)
9:00 ~ 18:00 ※最終日は16:00まで

数年前に江戸城 内桜田門(桔梗門)でこれまで見た事ない美しい石垣と出会いました。それ以来、石垣の虜になり60数カ所の城を巡ってきました。機械の無かった400年以上も昔に大きな石を切り出し、運び、積み上げる労力と技の凄さ。石工の知恵と技術の結晶である石垣には「無意識の美意識」としか言いようのない美学を感じます。石垣と対峙すると石垣が色々な事を語り出します。私は「無意識の美」を感じた時、シャッターを切りました。

由布院駅アートホール7月展

タケウチトモユキ写真展「石垣の美学」
2023年6月28日(水)~7月26日(水)
9 : 00 ~ 18 : 00 ※最終日のみ16 : 00まで

数年前に江戸城 内桜田門(桔梗門)でこれまで見た事ない美しい石垣と出会いました。それ以来、石垣の虜になり60数カ所の城を巡ってきました。機械の無かった400年以上も昔に大きな石を切り出し、運び、積み上げる労力と技の凄さ。 石工の知恵と技術の結晶である石垣には「無意識の美意識」としか言いようのない美学を感じます。 石垣と対峙すると石垣が色々な事を語り出します。私は「無意識の美」を感じた時、シャッターを切りました。

由布院駅アートホール6月展

マツモト ケイイチロウ『端島燦々(はしまさんさん)』
2023年5月30日(火)~6月27日(火)
9 : 00 ~ 18 : 00 ※最終日のみ16 : 00まで

「軍艦島」として知られる端島は、長崎県長崎市五島灘に浮かぶ無人島である。 この小さな島には、自然と人間のドラマが息づいている。かつてはモノトーンの島だったが、時間の経過とともに植物の自生を受け入れ、自然な姿に戻りつつある。廃屋の下に根を張る木々やコンクリートに絡みつくつる蔓など、島の姿は静かで力強く美しい。島の床は苔と草で覆われ、心地よく仰向けに寝転がると、風の音を聞きながら島の記憶が聞こえてくる。そしてこの物語は始まる・・・

由布院駅アートホール5月展

「国見の画家三人展~東風を待つ~」
2023月5月1日(月)~5月29日(月)
9:00~18:00(最終日は16:00まで)

今月の展示は、「国見の画家三人展~東風を待つ~」東風会(柾木高・山口正文・廣岡茂樹)の展覧会です。 大分県国東半島を拠点に制作する3名の画家。「それぞれの生活の中で感じ取ったことを時間をかけて咀嚼し、表現した作品」は、どれも力強く、国東半島の風土や奥行を感じる作品ばかりです。 皆さまのご来場をお待ちしております。

由布院駅アートホール4月展

「The Great Indus / 源流 [ICE WORLD]」船尾 修 写真展
2023月4月1日(日)~4月30日(日)
9:00~18:00(最終日は16:00まで)

今月の展示は、「The Great Indus / 源流 [ICE WORLD]」船尾 修さんの写真展です。 なかなか一般の方たちが足を運ぶことができないインダス川源流部に近い標高5000m前後の土地を一緒に旅しながら、壮大なスケールの氷河や岩峰、その厳しい地で暮らす人々の様子の写真展です。 皆さまのご来場をお待ちしております。

由布院駅アートホール3月展

「君は永遠、君は無尽蔵」見藤素子 作品展
2023月3月1日(水)~3月31日(金)
9:00~18:00(最終日は16:00まで)

今月の展示は、「君は永遠、君は無尽蔵」見藤素子さんの作品展です。 美術家としての活動の傍ら、被災資料(写真)の保存処理ボランティア、屋外彫刻メンテナンスボランティアなど文化保存関連事に参加。映像会社勤務等を経て、国宝修理装こう師連盟加盟工房にて国立博物館の文化財保存修復業務従事されています。 記憶を残す、つなぐ、それが誰かにまた、つながる。作品展。 皆さまのご来場をお待ちしております。