Day1スタート!旅の始まりは神の山「由布岳」の荘厳な姿から

由布院旅のスタート地点、「由布院駅」に降り立つとまず目の前に姿を現す、由布市のシンボル「由布岳」。古くから神の山と崇められ、「万葉集」にも登場するほどの歴史的な名峰です。この辺りを旅するなら、まずは由布岳へのご挨拶から、始めましょう。

町のどこにいても目に入る「由布岳」ですが、もう少し近くで見るために散策へ。こちらの写真は駅前通りから参宮通りに入って徒歩で5分ほど、市内を流れる大分川が2つの支流に分かれる城橋の上からの「由布岳」です。

冬晴れの空を背景に堂々とした存在感を見せる「由布岳」は、朝の澄んだ空気もあって神々しさを感じるほど。気づけば時間を忘れてシャッターを切り続けていました。四季折々で異なる表情を見せる「由布岳」、次は春の風景を撮りに訪れたいです。
「若宮八幡社」で岩間から湧き出る名水を味わう

「由布院駅」から徒歩10分ほどの場所にある「若宮八幡社」。823年、本社宇佐八幡宮の御分霊を祀ったのが始まりです。

朱塗りの鳥居と周囲の緑とのコントラストを眺めながら境内に入ると、同じく朱塗りの美しい楼門が目の前に。「由布院駅」から徒歩圏内にあり、近くを電車が通るロケーションでありながら、とても静かで神聖な雰囲気に包まれています。

神社の無料駐車場の横には「宮川滝の口」という、豊の国名水15選に選ばれた湧き水スポットが。岩の間から湧き出たこの名水は、町の貴重な上水道源となっているそう。

冷たく澄んだとても美味しい水。この名水を汲んで持ち帰る場合はマイボトルを持参し、お賽銭を収めることもお忘れなく!

境内にあるご神木の、杉の大木も一見の価値あり。由布市の天然記念物に指定されており、周囲は神秘的な空気が漂います。風に揺れる木々の音を聞きながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
*スポット情報
住所:大分県由布市湯布院町川上3596
美人の湯と言われる「極楽温泉」でお肌もしっとり

日本有数の温泉スポット、大分の由布市だからこそ、1日目の終わりはやはり温泉に浸かって日頃の疲れを取りたい!今回は、美人の湯を目的に湯布院インターからも大分インターからも約30分ほどの挾間にある日帰り温泉施設「極楽温泉」へ。

なかなか辿り着けない場所にあるけれど、入れば極楽というのが「極楽温泉」の名前の由来。実際、ナビに従って行くと最後は「こんなところに温泉があるの?」と疑ってしまうような山道に入り、秘境感たっぷり。

「極楽温泉」には男女別の内湯のほか、別棟は50分間貸し切りで利用できる3つの家族風呂も。どのお風呂も湯船が広く、のびのびと浸かることができます。

こちらは貸切風呂のひとつ、高崎の湯。内湯ですが、外が見えるよう大きな窓が付いているため開放感があります。

こちらも貸切の露天風呂、由布の湯。木々の緑を愛でながらの入浴は、リフレッシュ効果抜群!
少しぬるっとした独特の泉質は、アルカリ性単純泉でPH8.9。肌に心地よく、温泉から上がった後もしっとり感が続きます。美人の湯と評判が高いのも納得。

施設内はちょっぴりレトロですが、綺麗に掃除されていて清潔感があります。待合スペースには地元の新鮮なお野菜などが、破格の値段でずらりと並び、地元のおばあちゃまたちが「いらっしゃい」と声をかけてくれるのも、まるで親戚の家に遊びに来たような安心感を覚えます。温泉好きにはぜひ訪れてほしい、心も体もぽかぽかになるスポットです。
*スポット情報
住所:大分県由布市挾間町来鉢1148-1
TEL:097-583-5511
営業時間:平日 12:00〜20:00、土日祝 10:30~20:00
定休日:月、火曜日(祝日の場合は営業)