予約は駅横の「由布市ツーリストインフォメーションセンター」で!

馬車の予約は、JR由布院駅のすぐ隣、「由布市ツーリストインフォメーションセンター」で。
(当日予約のみ)。

朝9時から受付が始まり、窓口でその日の便を予約するスタイル。(電話での予約は窓口受付終了後となります)
1便に乗れるのは10名まで。観光シーズンはすぐに埋まってしまうほど人気なので、早めの予約が安心です。

10分前までに駅の向こう側の乗り場に行くと、そこにはもう、大きなお馬さんが待っていてくれました。

どっしりとした大きな体に優しい目。
御者を務める佐藤宏信さんに名前を聞くと「デジレ(desire)くん」とのこと。なんて可愛らしい!
辻馬車のお馬さんは、どの子も大人しくて一緒に記念撮影も可能です。優しく撫でてあげると、その温かさに癒やされます。(撮影や馬に触れる場合には御者さんへ一声かけてください)
ゆふいん巡りへ。出発!

心地よい揺れに包まれて馬車がゆっくりと動き出すと、車輪が転がる音と、ひづめのリズムが重なって、まるで時が少しだけ遅くなったような感覚に。
青々とした田園風景の向こうには、由布岳が雄大にそびえています。春の風にそよぐ若葉がきらきらしていて、思わず深呼吸。

のどかな風景とひづめの音。馬車に揺られながら、御者さんから由布院にまつわる歴史話や面白い話を聞くことができます。軽妙なトークにお客さんたちの頬も自然と緩みます。
最初の癒やしは歴史ある『佛山寺』で

最初の目的地は『佛山寺』。
見えてきたのは、茅葺き屋根の山門と静かな境内。
『佛山寺』は1000年以上の歴史を持つ由緒あるお寺で、由布岳の山岳信仰とも深い関わりがあるそうです。

今でも地元の方にとって大切な場所で、ツバキやシャクナゲなど四季折々の花が訪れる人の心を和ませてくれます。
二つ目の停車地は、神秘に包まれた『宇奈岐日女神社(うなぎひめじゃんじゃ)』

再び馬車に乗り込み、次の目的地『宇奈岐日女神社(うなぎひめじゃんじゃ)』へ。
地元では「六所宮(ろくしょぐう)」とも呼ばれる神社で、古くから沼や水を祀る信仰の場所だったそう。

神社の境内はとても広く、かつては樹齢600年の御神木がそびえていたとか。
今は倒れた御神木の切り株が、静かにその存在を伝えてくれます。大きな杉の木々に囲まれて、どこか神秘的な空気を感じる場所でした。

「観光辻馬車の存在自体は知っていたけど、初めて乗ってみて楽しかったです!馬車に揺られながら風を感じる時間は、日常を忘れる特別な体験でした。ゆっくりと自然を眺めながら散策できるのがいいですね」とモデルの詩帆さんも楽しかった様子。
帰り道も、田園風景の中をゆったりと。道端に揺れる菜の花や、遠くに見える由布岳の稜線。どれもが馬車のリズムにぴったり合っていて、まるで映画のワンシーンのようでした。

約60分の馬車の旅。御者さんの丁寧な案内で、ただ景色を見るだけでなく、由布院の歴史や文化にも自然と触れることができました。何より、馬と一緒に過ごすこの時間が、とても穏やかで癒やされるのです。
もし由布院を訪れるなら、ぜひこの「辻馬車」を体験してみてください。旅の思い出に、辻馬車という選択を。
お子さん連れにも、おじいちゃんおばあちゃんとの旅にもぴったり。そして何より、旅の記憶に、あたたかな馬のぬくもりがきっと残りますよ。
ゆふいん巡りには、環境にやさしい「nolc」もあります

ゆふいん巡りには「辻馬車」のほか、環境に優しいグリーンスローモビリティとして導入した電気自動車(EV)「nolc(ノルク)」もあります。https://www.yufuin-nolc.com/
コースは、由布院駅を出発し、温泉の恵みで花やハーブを育てる温室がある『ゆふいんフローラハウス』、由布院盆地を生んだ伝説の女神が祀られる「宇奈岐日女神社」を巡り、由布院駅に戻るおよそ50分。時速20km/h未満とこちらものんびりと由布院を巡ることができますよ。
こちらもぜひ利用してみてください。